箔座 HAKUZA  金が喜び、箔が踊る HAKUZA Online Shop HAKUZA.com
HOME 金沢箔とは 会社概要 店舗情報 法人のお客様へ 観光のお客様へ オンラインショップ アクセス お問い合わせ
金沢箔とは
金沢箔の歴史  金箔の特性  伝統金箔縁付(えんつけ)の製造工程  金箔の種類  金箔の用途
  作業工程
  延金(のべきん)
金合わせ
金を銀と銅の地金とともに熔解し、金合金を作り、固まった金合金をロール圧延機で延ばす(延金)。
 金合わせ写真1    金合わせ写真2
  上澄(うわずみ)
紙仕込み
金がきれいに延びるよう、しなやかさと強さを出すよう和紙を仕込む。
澄打ち
「延金」を約6cm角にカットした「小兵」を澄(ずみ)打ち紙(約15cm角)の間に挟み入れ、紙いっぱいに打ち延ばし(荒金)、大きな打ち紙に移して打ち延ばす。
それを1/4にカットして打ち延ばし(小重)、さらに大判の紙に移して打ち延ばす(大重)。
 澄打ち写真
艶消しのために、「大重」をハトロン紙に挟み入れて軽く打ち、截(きり)包丁で縁を切り揃える。そうしてできたものを「上澄」(仕上がり澄)という。
  箔打ち・箔移し
紙仕込み
金箔の仕上がりを左右する、非常に重要な工程。
 紙仕込み写真
澄切り・引き入れ
小片にカットした上澄を一枚ずつ小間紙に引き入れ、通常1,800枚を一束にして袋革に包む(小間)。打ちあがった「小間」をまま紙(箔打ち紙)に移しかえ、機械打ちする。およそ1万分の1〜1万分の2mmにまで打ち延ばされて「箔」になる。
 澄切り・引き入れ写真
打ち前・打ち舞
1分間に約700回転する箔打機で約3分間打ち、15分間熱をさます作業を数十回繰り返す。
 打ち前・打ち舞写真
抜き仕事
「箔」を1枚ずつ打ち紙から抜き、広物帳という帳面状のものに移して一時保管する。
箔移し
「箔」を広物帳から一枚ずつ抜き、革板の上で竹枠をあてて一枚一枚裁断し、1枚ごとに和紙(間紙)を間に挟む。
 箔移し写真
 
※手作業の多い「縁付(えんつけ)」に対し、「立切(たちきり)」は、カーボンを塗付した特殊箔打ち紙を用い、箔の縁をまとめて断ち落として仕上げます。近年では、短時間で量産のできる効率的な「立切」が主流になっています。
箔打ち紙の仕込み
手漉きの雁皮紙(がんびし)を水や藁(わら)の灰汁(あく)・柿渋(かきしぶ)・卵白などに浸した後に絞りこみ、機械打ちします。これをくりかえし、約半年間をかけて紙を仕込みます。そして、金を打って弱くなった紙は再度仕込み直して何度も使用します。まま紙は主紙とも言われます。まま紙というのは、この紙ができて箔打ちができると、まんまが食べられるようになる(稼いでごはんが食べられる)ということからそのように言われるようになったそうです。 金箔縁付の製造工程において、箔職人の手掛ける仕事の中で最も重要なものは、箔打ち紙の仕込みです。打ち紙の良し悪しが箔の仕上がりを左右するため、打ち紙の仕込みがよくできるようになって初めて一人前と言われます。
 ワンポイント豆知識 あぶらとり紙の元祖
   金箔写真 金を打って弱くなった紙は再度仕込み直して何度も使用しますが、
金を延ばす力がなくなると、「ふるや紙」と呼ばれます。
これが金箔職人製法のあぶらとり紙の元祖です。
金沢箔の歴史  金箔の特性  伝統金箔縁付(えんつけ)の製造工程  金箔の種類  金箔の用途
ページトップへ
 採用情報    プレスリリース    プライバシーポリシー    お問合わせ    サイトマップ    ブログ「私言箔言」
 English
 Copyright (C) HAKUZA Inc. All rights reserved.