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金は展性※1と延性※2に優れており、非常に薄く延ばすことができます。
金箔は、その薄さおよそ1/10,000〜2/10,000mm。向こう側が透けるほどたいへん薄く、わずかな風でもとんでしまい、直接指では扱えません。
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そしてひとくちに「金箔」といってもさまざま種類があります。
金箔は、金をベースとして微量の銀と銅を配合してつくられるのですが、その合金配合率の違いによって色味が異なります。(種類は【金箔の種類】の項参照)
24Kの金箔もありますが、ほぼ全ての金箔に銀が配合されています。これは銀を配合することにより、製箔しやすくなるためです。
さまざまな種類の中から、用途に合わせて使用されますが、一般的によく使われるのは純金94.43%、純銀4.901%、純銅0.661%の配合の「金箔四号色」です。 |
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※1 展性(てんせい)…破壊されることなく薄い箔に広げられる性質
※2 延性(えんせい)…物体が、その弾性の限界を超えても破壊されずに引き伸ばされる性質
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