金沢箔の歴史
金箔の特性
伝統金箔縁付(えんつけ)の製造工程
金箔の種類
金箔の用途
箔打ち
金箔も、合金配合率の違いや製法によってさまざまな種類があります。まず、製法によって大きく2つに分けられます。縁付と立切です。合金配合率は同じです。
手漉きの雁皮紙を約半年間の手間暇をかけて仕込んだものを箔打ち紙に用いるという、古来よりの製法でつくられる金箔です。箔打ち紙によって箔の品質が決まるともいわれ、職人は、丹精して紙を仕込みます。打ち上げられた箔は、革板の上で1枚ずつ枠をあてて裁断され、1枚ごとに和紙(間紙)に移して仕上げられます。伝統的な熟練技から生まれ、国宝の修復などに欠かせない素材です。
伝統の香りが感じられ、
やさしい風合いが特徴。
特殊なカーボンを塗布したグラシンを箔打紙に用いてつくられる金箔です。紙仕込みや箔打ちに手間をかける縁付に比べて、短時間で箔打ちができます。打ち上げられた箔は和紙(間紙)と交互に重ね、約500〜1,000枚をまとめて縁を断ち落として仕上げられます。効率的に量産できるため、近年では主流になっています。「断ち切り」「現代箔」とも言います。
しっかりとした質感と
力強い光沢が特徴。
純金プラチナ箔 永遠色
純金プラチナ箔 久遠色
金箔 一号色
金箔 四号色
金箔 三歩
金箔 定色
プラチナ箔
銅箔
カラット
純金
純銀
純銅
純プラチナ
亜鉛
アルミ
錫
純金プラチナ箔
永遠色
久遠色
99%
92%
1%
8%
純金箔
金箔
24K
五毛色
一号色
二号色
三号色
四号色
三歩色
定色
24K
23.74K
23.44K
23.21K
22.99K
22.66K
18.12K
14.12K
100%
98.912%
97.666%
96.721%
95.795%
94.438%
75.534%
58.824%
0.495%
1.357%
2.602%
3.535%
4.901%
24.466%
41.176%
0.593%
0.977%
0.677%
0.670%
0.661%
純銀箔
100%
プラチナ箔
100%
洋金箔
4号色
87%
13%
銅箔
100%
アルミ箔
100%
錫箔
100%
※純金の品位は99.99%
※2013年4月1日以降、「純金プラチナ箔 久遠色」の合金配合率は純金92%、純プラチナ8%になりました。
下記のサイズがありますが、3寸6分角が主流です。下記のサイズの他、お客様のご希望にお応えしご用意することもできます。
3寸6分角(約10.9cm角)
現状では主流のサイズ。仏壇仏具などに使用
3寸8分角(約11.5cm角)
主に西陣織関係に使用
4寸2分角(約12.7cm角)
主に屏風や寺院の柱などに使用
5寸2分角(約15.8cm角)
主に名古屋仏壇、三河仏壇に使用
7寸2分角(約21.8cm角)
主に名古屋仏壇、三河仏壇の大きい仏壇の扉に使用
1寸=約3.03cm
日本の金箔と外国の金箔の違い
金箔は日本だけのものではありません。フランスやイタリア、韓国、インド他の外国でも金箔はつくられています。自国での用途に合わせてつくられているため、サイズや厚さ、製法など国によって異なります。日本の金箔は極限まで薄く延ばし、キズも小穴も無いように良品をより分けます。日本の場合、仏壇をはじめとして平面に美しく張ることが要求されます。そのことからも、日本は平面に張る技術が高いと思われます。
金箔は昔から神社仏閣などの建造物、仏像、仏壇仏具、屏風や襖絵、漆器、陶磁器他の美術工芸品、金糸などに活かされてきました。
従来の用途に加え、近年では、日常工芸品、食分野、美容分野、インテリア分野、建築分野などでも使われ、金箔の魅力を日常で楽しんだり、新しい視点で活かしたりするようになっています。金箔は、今後も様々な分野で活かされる、多くの可能性を秘めた素材です。
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